川島哲のキャストパーシャルの真実

第26回 川島 哲(Tetsu Kawashima) 提唱  <T.Kデンチャーデザイン三角理論>― その運用について

引用文献 2021年

“創” 義歯の時代 Denture Designerへの道 T. K. Design 三角理論

川島哲著 医歯薬出版株式会社出版

p82~83 第6章「最終設計」義歯に生命力を与えるDenture Designの手順

―患者さんの思いを義歯(かたち)にするー

「最終設計」義歯に生命力を与えるDenture Design三角理論の手順

―患者さんの想いを義歯(かたち)にするー

 

1 多数歯欠損補綴のDesignアプローチの原理

Tetsu Kawashima Triangle Denture Design (T.K. Triangle Denture Design)

筆者が1974年(47年前)から開発してきた、キャストパーシャルデンチャーにおけるT.K

デザインの基本形となる原理(Principle)を、ここに提示するT.K三角デンチャーデザインは、いかにして考えられたのか? T.K. Designの根源には、歯科技工こそが患者さんの想いを嗅ぎつけ、その苦悩を最も身近に理解する職業存在であらねばならないという技工哲学がある。

そもそも可撤性デンチャーは、手に取り、外すことができるという意味において、非常に貴重な生命維持装置である。ならば、患者さんから見てデンチャーを「美しい」と感じることは大切なことである。人間は美しいものに憧れ、美しいものを必ず手に入れようとする。

「義歯」も「入れ歯」も同じ意味であるが、入れ歯と言った途端に「入れ歯?」「入れ歯なの?」「入れ歯じゃん!」と、忌み嫌うような格好悪いイメージになるのは不思議だ。

これは、入れ歯のマイナスイメージが従来から先行しており、「具合が良くないのが入れ歯なのだ」という強い思い込みが定着しているからと考えられる。

患者満足度の低いイメージを払拭するには、単に具合が良いだけの入れ歯ではなく、「清潔で格好良くDesignされた入れ歯」の登場が求められる。

であるからこそ、T.K. Design三角理論は、見るからに「生命力あふれる躍動的なデザイン」を心掛けて開発された。もし患者さんが入れてみたいという衝動に駆られたなら、その試みは成功したと言える。入れ歯には、そもそも大きくて野暮ったく異物感漂う印象が否めない。だからこそ、私達には義歯を格好良く作らねばならない使命が存在する。

それを宿命と思えばこそ、“ 入れ歯”に付きまとった負のイメージを、 きっと打破できるはずである。

 

各論① 総義歯におけるT.K. Denture Design三角理論の原理

パーシャルデンチャーと言っても、金属床義歯のデザインの基本となるのは総義歯学であり、その原理は術者の可撤性義歯に関する総合的な知識と経験で判断される。超高齢化の波により増加傾向にある多数歯欠損のキャストパーシャルは、加齢による装着後の経年変化によって生じた吸収変化をリメイクされることを前提とし、将来的には総義歯にもできる対応型デザインとすることが基本である。

金属床義歯はレジン床義歯とは異なり,患者さんにとつて快適な装着感を目指す。つまり金属床義歯は、異物が違和感として付きまとうデンチャーを望まない患者さんのために、強くその存在意義があると言える。絶妙に調和して機能する人工臓器、いわゆる生命維持装置は、劇的に美しくなければならない。

医療製造物たる補綴装置を製作する際には、学問的もしくは学術的な背景に基づくことは当然である。しかしながら、それに留まらずさらなる快適性を求めるのであれば、患者さんの「義歯に対する想い」を最大限汲み取りながら寄り添う「心の歯科技工学」が大切となる。

患者満足度を高める、キャストパーシャルにおけるTKデンチャーデザインとは、患者さんの想いを具現化する理論である。そこで、筆者が1974年から開発してきた上顎におけるキャストパーシャルデザインの基本形の原理論である基準を公開する。そして、読者諸兄が描記しやすい方法として三角基準のランドマークを提示する。

 

(引用文献)  2021年出版

“創” 義歯の時代 Denture Designerへの道 T. K. Design 三角理論

川島哲著 医歯薬出版株式会社発行

p82~83 第6章「最終設計」義歯に生命力を与えるDenture Designの手順

―患者さんの思いを義歯(かたち)にするー

 

総義歯におけるT.K(Tetsu Kawashima)デンチャーデザイン三角理論

 

(告知)

デンチャーデザイン三角理論の商業利用について、各歯科医師&歯科技工士の皆様にお知らせする。

 

デンチャーデザイン三角理論を学び、それを各自の臨床に、日本を含めた世界の歯科技工所(歯科技工士)が応用したりすることは厭わないが、引用文献としての出典を明らかに明示すべきです。それがモラルであり紳士的な考え方です。

デンチャーデザイン三角理論をあたかも自分の開発した理論のように誘導することは如何と思う。

お知らせするが、川島セミナー主催の実技コース(6か月&7か月)の卒業生もしくは「義歯建築家」6か月コース卒業生並びにPSD協会会員は、大いにデンチャーデザイン三角理論を堂々と展開して欲しいが、特にその限りではない歯科医師&歯科技工士は引用文献としての出典を明示しての活用こそが学術的モラルです。

昨今のCAD-CAMを用いてのデジタルデンチャーデザインでも、明らかにT.Kデンチャーデザイン三角理論の“なりすまし”的なキャストパーシャルが出回っています。それらについては出典がされていないことが多く存在する。

川島セミナー臨床コース卒業生であるかのような傾向は、自らの行いを反学術活動として自覚して欲しいと思う。

“偽物は本物の理論を超えることは無い”と言われますが、私は本物を超えることを期待している。

よって今後共更なる“患者さん想い”の道程を、互いに解り合える歯科医療人として、ジェントルに探求することを切に要望する。

“何を学んだかも大事な事ですが、誰から学んだか”を忘れてはいけないと思う。

正しく、川島哲の開発したハートフルなデンチャーデザインを、世のために普及させてほしいと切に願う。

 

一般社団法人 日本補綴構造設計士協会(PSD)会長

有限会社ユニデント 代表取締役社長

川島セミナー代表

川島 哲

第25回 自費診療の時代

今日は、いつもお世話様です。

 

新型ウイルス感染症の世界的蔓延で、歯科診療にも大きな影を落としております。

私達歯科医療人は、このような時期に手をこまねいているわけにはいかないので、今後の展望性について、お話申し上げます。

 

一般的に、患者様は感染する不安から、自粛しおのずと足が、歯科診療所から遠のくことがあり得ます。

保険診療での補綴物製作は、どうしても数を優先しがちでした。

となると、従前から感染対策を施し清潔な環境の歯科医院に通われる患者さんは、担当医も歯科スタッフにも感染予防の意味で、とても安心感と信頼感をお持ちです。

ここはやはり、この緊急事態で一日あたりの“少人数”こだわる自費診療が、とても強みを発揮する時代と感じます。

 

感染予防と歯科診療がマッチすれば、量を追い求めた診療形態から、少人数の“患者思い”の診療形態こそが、今の国難を乗り越える道。

それに想いを馳せながら、ユニデントは自費診療のお手伝いをさせていただきます。

 

有限会社 ユニデント 代表取締役 川島 哲

第24回 武漢ウイルス感染症対策

今日は、いつもお世話様です。

 

世界中が武漢ウイルス感染症で大変な事態となっております。

このままですと、オリンピックも、どうやら中止の声とお聞きします。

やはり収束の展望は、特効薬が開発されない限り見えてきません。

ここはやはり踏ん張りどころですので、腰を据えて対策を取らない限り、見えない敵に負けてしまいます。

 

100年ごとに起きる災禍は、ペストやコレラなどの感染症との戦いでした。

海に囲まれてます日本は、これまで意外とまぬがれておりました。

今回ばかりは、対岸の火事とはいきませんでした。

第一次世界大戦 第二次世界大戦も毒ガス含めた化学兵器は使われております。

あの、ロシヤ革命のレーニンでさえ小麦を上納しないと言う理由で農民殺戮で毒ガスを撒いて、村民を全滅させております。

都市工場労働者出身のボルシエビキは時には非情なものでした。

今回の新型ウイルスは武漢生物研究所から漏れ出したのはあながち嘘には思えません。

次なる大戦は、もしかすると毒ガスからウイルスを兵器にされるのかもしれません。

ロシアからの渡り鳥のカモが中国に飛来し、そこで鳥インフルエンザワクチンを接種しているカモや鶏たちは感染し、しかし発症せず、それが武漢海鮮市場に生きたまま売られ、持ち帰った住民が飼っていた豚に感染させて、その過程で変異した新型ウイルスが人間を罹患させたとの説もある。

中国の食習慣である、生きた鳥を一般市民が自宅に持ち帰り、料理することを止めない限り、どうやら解決しない。

 

いずれにしても、歯科医療人は飛沫感染だけではないので、手洗い以外にイソジンでうがいして、院内やLabo内は弱酸性次亜塩素酸水を噴霧するなりのエアロゾル感染予防もしなければならない状況下にあります。

トイレや玄関のドアも定期的に家庭用ハイター等の弱アルカリ性次亜塩素酸水で消毒も不可欠に思う。

患者さんを検温せずに受診させることは、マナー違反とも感じる。

やはりここは、クルーズ船の罹患者に対応した自衛隊員からは一人も感染者が出なかったことから謙虚に学び、それらは称賛に値する。

 

よろしければ、川島ワールドで検索願えればSNSで、自衛隊のコロナ対策編をアップしておりますので、グローブの外し方含めて、参考までに閲覧願います。

 

有限会社 ユニデント 代表取締役 川島 哲

第23回 第9期 Kawashima GOLD 6か月コースの真実

第22回アイディエス社より発売のTK GOLDについてRot.11が標準化されない品質について報告し、アイディエス社とのTKGOLDについての覚書解消を報告いたしました。

この件の分析並びに鋳造断面500倍画像等についての学術的知見は、後日必ず公開いたします。

今回は、緊急報告としまして、第9期Kawashima GOLD 6か月コースの第3回目の製作途中の報告をいたします。

今回開催のコースよりAu-Pt合金 TYPE4いわゆる白金加金はAP Fit3を用いました。本合金は研修会開催以前に臨床ケースでテスト済みですが、GOLDコースでの利用は初めてですので、多少の心配はございましたが、画像の通り荒研磨の状態で適合含めすこぶる良好です。

以上現状報告申し上げます。

第22回 TK GOLDの真実

(報告事項)

TK GOLD(アイディエス社)についての協力活動は解消されました。

GOLD床普及の先兵として、2010年程からPartial Denture用のTK GOLD開発と臨床応用に関わってきましたが、この度はこの関係が解消されました。

実は、2018年に入りましてから、TK GOLD(アイディエス)の製造ロットNo.11が軟化熱処理したのち硬化熱処理を施しますが、キャストフレームの強度が従前と違い低下しております。

いわゆる強度不足の可能性です。

通法通りの熱処理後の機械的性質の低下はロットNo.1〜10までは皆無でしたがロットNo.11に入ってからは、標準化した製品になっていない可能性が生じてます。

2月時点で、アイディエス社の荒木政幸社長に、この問題報告を致しましたが、全く問題ないとの回答が大阪の高橋顧問より御座いました。

私の方は、相田化学の関連子会社のアイディエスの報告内容について、懐疑が生じましたので、アサヒプリティック株式会社に問題ロットNo.11の分析並びに現在販売中のロットNo.12についても成分分析を行い精査しました。

今後は、アイディエス社の大阪製造部含めての分析報告とアサヒプリティック株式会社の分析結果を公開する予定にしております。

検証対比すれば、学術的な冶金学上の事柄の究明になると考えます。

ですので、TK・GOLDについては、アイディエス社との覚書の解消が成立してます旨皆様に、とりあえづ御報告申し上げます。

 

川島 哲

第21回 キャストパーシャルデンチャーの真実

我が師匠 荻島 浩先生に贈る言葉

 

川島君、たまには声を聴きたいから電話したんだ!!

会って話がしたいから、こないかな。

昨年9月末にも拘らず、暑い日と記憶している。

浩先生からの申し出で、翌日15時に院長のご自宅に伺うことになった。

診療所の裏手にあるご自宅のインターホンを鳴らした。

いつもの院長先生の声だが、少しトーンが低く、お入りと、、、

階段を上がり、いつものように社交ダンスが出来るフローリングを踏みしめると、タバコの匂いが少なく感じ、部屋の電気が消えて薄暗く、若干小ぶりとなり痩せている院長が出迎えてくれた。

ただし、フローリングのとても広い中央に、ストレッチャーのような生体で用いる形状?のベッドがポツンと置かれていた。

やー 川島君!! お久しぶり!!

いつもの張りのある師匠の声が、控えめなトーンに切り替わっていた。

 

実は、川島君ステージ4なんだ、今後は通院はするけど、手術はしない、この自宅で過ごそうと思うと、毅然とした態度できっぱりと話された。

全く以前と変わらず、心の動揺も見受けなかった。

 

私が院長に最初に金属床の依頼を受けたのは26歳であった。

それから43年間にわたって仕事を頂いていた。

若造の私に優しく接して頂き、駆け出しの身に余る栄誉に浴していた。

院長は部分床義歯もされるが、特に総義歯が得意で、その印象は匠の術の名人の極致と言っても過言ではなかった。

それゆえに、私は新米ながら身が引き締まる思いで製作に携わった。

 

ある時、珍しく川島君悪いんだけど再印象したから、もう一度作ってほしい!!

上顎のフルプレートがどうやら吸着が甘いようだ。

再印象を頂きに行くと、院長は神妙な顔で模型を差し出した。

帰り際自分が悪いのだから請求してね!!と声をかけてくれた。

今から43年前に、こんなに素直に再製作を依頼する歯科医師は全くいなかったので、院長のやさしさが心に染みわたって、この時に何故かめったに表舞台に出ない裏方の歯科技工士を続けようと決意する自分がいた。

 

今年に入って1月17日(水)に長女の里美先生から院長の訃報を知らされた。

枕花を届けに駆け付けたが、居間に通され院長を拝顔したが、確かに顔や首はやせ細っていたが、天を仰ぐ総義歯の名人はとても凛々しく、強い意志が感じられ、葬儀が終わった今までも、私は院長をとても身近に感じている。

私は歯科医療人の手本として、その意思を持ち続け、医療製造業の自らの人生を全うしたいと願っている。

そんな折、長女の里美先生から総義歯の金属床の依頼があった。

里美先生は現在は明海歯科大学卒(旧城西歯科大学)で、ミス城西に輝いた美人さんである。

歯科大生の時に、たまたまお姿をチラッと見るチャンスに恵まれたが、26歳であった私は、その艶やかな魅力に声も出なかった。

 

そのマドンナの総義歯の指示内容が全く院長の時と同じで、リリーフや床縁の位置の書き方までそっくりなのに驚いてしまった。

挙句にはポストダムの深さまで数値化しているので、まるで院長から指示受けてる錯覚を覚えるほどであった。

やはり親子なんだ、DNAはきっちりと受け継がれており、技法伝承されてることに感銘を受けてしまった。

里美先生を拝顔しながら思わづ、院長、御安心してくださいと、心の中でつぶやいてしまった。

古希を迎えた私が、こうして長女の先生含めて3人娘の女医さんと、つながってる自分がことさら嬉しかった。

 

荻島 浩先生 43年間のご指導、誠に有難うございました。

“創”義歯の師匠.人生の師匠に、天国で恥ずかしくなく再会できるよう、今日も頑張り続けます。

第20回 キャストパーシャルデンチャーの真実

〜「舞の海の相撲“俵”論」に日本人としての“心”を学ぶ

進化するブランドとしての大相撲の苦悩と「真実」に向かう

“和”の心を私達は想起しなければならない!〜

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第19回 キャストパーシャルデンチャーの真実

川島哲セミナー・7か月コース受講生の、ある人からの依頼について

 

川島セミナー、いわゆる金属床製作法に関する実技研修会は、開催当初から数えて、もはや30年を超えている。

実際、こんなに長く実技研修会を継続するとは、思ってもみない事だった。

ただし、長期にわたる実技研修会は、受講生たちに対する真摯な対応が必須であるので、気を緩めることは出来ないし、様々な個性ある皆様を御預かりするので、当然ながら講師の心も、とても広くしていかないと継続できない。

これまで参加された受講生達と研修会を支えて下さった各メーカーやスタッフの皆様には、この場をお借りして感謝したい。

その中で多くの経験をさせて頂いたが、ネガティブな記憶となる出来事は2つある。

今回は2008年 第21期生の、札幌市から参加された、○田○○君の依頼事項が思わぬ方向に展開した事について述べる。

川島セミナー研修中に、彼は勤務時間の長さを“ぼやけ気味に”話されていた。

徹夜して、AM3時頃に帰宅し、4時頃に寝る毎日。AM3時に帰宅したなら直ぐに寝ればいいと思うが、彼のルーティーンは1時間新聞を読むことが日課で、どんなに疲れていても、こればかりは止めない。

睡眠時間は数時間で出社する日々を続けていたそうだ。

Co-Cr床コースも無事終了し、晴れて補綴構造設計士を取得した。

ある日、電話で○田○○です、先生私“死んじゃうんです”いきなり話し始めた。

どうしてと聞くと過酷な徹夜続きで体が持ちません、いつ死ぬかわかりません!!

そして、先生 私は北海道を捨てて東京に出たいのです、助けてください!!

そんなにつらいんだ、きつくてしょうがないんだね、はい“死にそうです”助けてください!!

是非とも自費の金属床を出来るLabo を探してください。

私は、“死んじゃう”という切迫した表現で、これは人命救助だ、どうにかしなければと思い、Laboを探すねと答えた。

命にかかわると思い直ぐに、東京のあるLaboの社長に面接して頂けるかを聞いてみたら、金属床の歯科技工士を求めてるので、とりあえづ面接をしてくれることになった。

早速にO田君に連絡したら、休みを利用して上京して来るとのことだった。

その時に、私はもっと思慮深く考察すれば良かったのに、行動してしまう自分が居り、これが思わぬ展開を招くことになるの、、、です。

私の電話の後に、すぐに○田君は社長様に、川島先生が就職先を紹介してくれたので、会社を“辞めます”と話したそうです。

そして、私がO田君、まだ面接をしてくれるという段階なので、就職が決まったわけではないし、川島が就職先を斡旋したと“どうして社長に”言うの?と聞いたところ、だって私は“正直”に経緯を話したので、どこが問題ですか?と、のたまった!!!

わーー わーーです。勤務先のBossには、「死んじゃうから」とは、言ってないじゃないか?

完全にやられました。死んじゃうと言うから紹介したのに、、、、人命救助が思わに展開に陥った。その後は、面接も終わり紹介先に無事就職したが、札幌界隈では、こういう中傷がまかり通った。

川島は研修会で金属床を学ぶために上京させて上げたのに、うちの社員を“そそのかし”就職先まで斡旋したんだぜ。

どんな研修会なんや!!人間性なんて無いようなもんだ!!

相当その社長さんは怒ったようです。

これでは、社長が怒るのは当然と思う。しかし結果は思わぬ方向に行ったが、当の彼は正直に物事を言ったまでで、どこが悪いの?

要するに“死にそう”を盾に言えば、動いてくれるはず。

人生は自分の想いどおりになれば良く、私の立ち位置は全く理解しない。

その○田君なる歯科技工士が、今月号のある月刊誌に自ら所属する、スタディーグループの連載に小論文を載せていた。

“死んじゃう”という嘘?捏造?が、想像できない程、元気な近影のお姿も誌面からも拝見できた。仲間もできて家族もできて、とても幸せな感じに見えた。

実は、彼は研修会当時から、見かけはスーツをサラリーマンのようにさらりと着こなし、清潔感溢れて、顔も整っており非常に素敵な感じに見える好青年で、まるでビジネスマン到底歯科技工士のような感じは全くない。

東京人のようにお見受けする、上京後9年後のお姿である。

 

“死んじゃうよ”という言葉を信じた自分が“今は”とても軽率に思え。

私を“ダシにして”上京のきっかけが欲しかった、ただそれだけ。

ただし、その後紹介先に留まってることは、彼の上京の夢がかなった訳で、レスキューと思へばと自分を納得させている。

今も、受け入れ先の社長様の心の広さに、とても感謝している。

 

あの北海道の社長さんは、今も怒ってるだろうと思うと、いつかお会いすることが叶えば、心よりお詫びしたい。

嘘も10回言われれば“真実”になる怖さを、今後は思慮深く上手に乗り越えたい。

第18回 キャストパーシャルの真実 〜 今だから語れる

(アメリカ同時多発テロ事件 2001年9・11の真実に迫る)

 

この日の航空機を用いた4つのテロ事件の中で、ワールドトレードセンター

(ツインタワー)110階建てにおける崩落の真実に迫る。

私は金属鋳造を扱う歯科技工士です、主にその金属学的見地からも考察する。

予備知識として、当時の最大規模の旅客機はボーイング707型機がワールドトレードセンターにシュミレーションで何らかの事故で激突しても、それに耐えられる構造で本ビルは設計されている。

近くにあるWTC7の47階建てのビルが6.5秒というありえないスピードで崩落しているこの事件は、旅客機の激突で3つの高層ビルが崩落したとすれば、それはあり得ない現象である。

北タワーに旅客機が激突したことからこの事件は始まるが、崩落原因がテロという物理的な事なのか?もしくは意図的にテロに乗じて更に物理的な事を急激に加えた事件なのかを皆さんは知りたいだろう。

そもそも超高層ビルは基本は鉄で構成されての鉄筋コンクリート造りである。

離陸直後の旅客機の航空燃料は、ジエット燃料(ケロシン)であるが、燃焼温度は約1000℃である。

では、鉄の融点(液相点)は1500℃であるので、500℃も低いジエツト燃料では溶かすことは金属学的に見て不可能に近い、それがなぜ溶けたり壊れたりするのであろうか?。

構造的にビルの下層付近に航空機が激突してダメージを受けたら重みで倒壊することはあるかもしれないが、トレードセンターの場合のダメージは、かなり上層でのことである。

そもそも、このビルは前段でも書きましたが、航空機がとりわけ旅客機が衝突してもその衝撃にも耐えられる構造設計がなされている。

ビルの重みで鉄が耐えられなくなり崩れたとしても、それならばダメージを受けてない中層や下層のビルが崩落することは不自然である。

世界的に見て高層ビルが崩落したのはワールドトレードセンター2棟と、その近くにあったビルの計3体のみである。

2009年2月に中国の中国CCTV高層ビル火災は6時間燃えても、骨組みは残り倒壊すらしていない。

1988年ロスにある銀行火災は3時間30分燃え盛ったが倒壊していない。

2004年ベネズエラのビル火災では、なんと17時間燃え盛っても原形をとどめている。

更に、2005年マドリッドにある、ウインザータワーは20時間以上燃えたにもかかわらず崩落していない。

事件後に英国BBC放送が9・11の謎に迫るドキュメンタリー番組を製作し、たまたまNHK(受信料を払ってます!!)を見ていたら、この番組を放映していた。

その中での事件の謎に迫る骨子は、ビル解体の作業と酷似している点を克明に解析していた。その詳細は!!

ビル解体の場合は、ダイナマイトによる爆破で最上階から下層にむけて崩壊するようにしている。

トレードセンターの場合の映像解析で、BBCは激突した階層付近から、ダイナマイトが横に粉出する模様を映し出していた。同時に比較映像で通常のビル解体の爆破の現場を2面にして映し出していた。

そのビル解体の爆破の状況と全く酷似しており、人為的に爆薬を仕掛けての爆破により、ワールドトレードセンターは、最初は北棟を残して崩落していったと結論ずけていた。

では疑問?誰がいつ爆薬を仕掛けたのか?

BBCによれば、ワールドトレードセンターのツインタワーは、テロ事件と言われる1か月前に2棟とも謎の停電が生じて、それが長時間に及んだことに言及して、この時に爆破装置を特命の誰かが組織的に各階に仕掛けたと報道していた。2棟に爆破装置を利用者にカモフラージュしながら仕掛けるのだから結構な人出と建物図面が入手できていないと出来ない技と考えられる。

SNSなどでも、トレードセンタービル残骸から軍用爆薬の使用を裏付ける証拠が発見されたと出ている。

崩落現場で、テルミット爆薬の残留物が検証で発見されている事実は、航空機の激突だけでは考えられない軍用爆薬の存在が確認されている。

テルミットは約1500℃で燃焼する。

建物の内部支柱をテルミットで切断し、ビルの自重を利用して内側に崩落させる内容は、BBC放送の検証と合致するのは、どうやら偶然ではない。

NHKでの放送後、BBCの爆薬が破裂した白い煙が粉出し、連続して下層に爆破の白いものは各階に移動する模様は拡大映像だった。

ワールドトレードセンターを拡大して大写しの崩落状況は、それ以後TVには一切出てこないのは不思議というしかない。

1945年8月6日 広島原爆ドーム(旧広島産業奨励館)は、今から70~80年前の建築基準で建てられていたビルであるが、核爆発の直撃で1億℃の熱線を浴びてもビルは倒壊していない事実が、まさしく爆破による崩落原因が真実であろう。

9・11以降のアフガニスタン侵攻や大量破壊兵器があるとの名目で侵攻したイラク戦争へと、導かれ“テロとの戦い”が、いまだに正当化されている。

どうやら、アメリカという国は、事前に察知した航空機を用いたテロを利用して、それを止める算段をするのではなく、更に自国民を犠牲にしてまでも大げさに事件を拡大する便乗性が疑われる。

ワールドトレードセンターに残された市民や消防士を犠牲にしても、成し遂げるアメリカの正義とは国家犯罪がくすぶり深層が有りすぎて不気味としか言いようがない。

 

歴史的に見て、太平洋戦争を戦線布告無しの“だまし討ち”だとしているが、あのアメリカがハワイにレーダー網を完備しておりながら日本の空母含めた機動部隊の動きを全く知らなかったとするルーズベルト大統領の言葉は、にわかに信じがたい。

日本人は汚いやり口だと罵る「リメンバーパールハーバー」は永遠に世界史に残されて語り継がれる事だろう。

それが自国民を意図的に犠牲にしてまでも成り立つアメリカの歴史なのだ。

当時、真珠湾攻撃の前にすでに伊号潜水艦が、ハワイ沖でアメリカ海軍に撃沈されてる開戦状態は、いまだに伏せられて、アメリカから戦争を仕掛けられていたこの事実は、永久に歴史に登場しない。

“歴史認識”は時として為政者に翻弄されて、真実は隠され虚偽が誇張されることを免れない。

いつも歴史の中で犠牲になるのは市民であり、婦女子や子供たちであることが、戦争での一番の悲劇です。

 

アメリカに行くと、とても面白いお国柄で明るく楽しいです。

ただし、アメリカという国は、民主主義国家と言いますが、この民主主義には表も裏もあり、ある意味怖いぐらいの深い闇も存在します。

暗躍する武器商人たちで肥大化するアメリカは、武器を売ることだけではなく“消耗”する為の“戦争”が必要不可欠となり、国家と武器が不可分の関係になる。

残念だが、死の商人が存在する限り世界中の悲劇は、これからも収束しないだろう。

 

あらためて、この場をお借りして9・11の多くの犠牲者の皆様に心より深く哀悼の祈りを捧げます。

第17回 キャストパーシャルの真実

――――学術論文の発表に関する法律&マナー

 

昨今の学術論文発表の中で、とりわけ学会誌以外での商業誌における無断使用含めて、マナー違反が散見される。
自著における技術情報や手技的技法や技法解説文章等についての、マナー違反と思えるような表現や流用傾向がみられる。
何を学んだかも大切であるが、そのどこを継承してるかの出典明示は学術誌であっても基本的な人間的なマナーと思う。
その様な中で、アサヒカメラ 2017年4月号 通巻1085号 の中で、興味あるシリーズ特集が始まった。
タイトルは「写真好きのための法律&マナー」で今回はその第一回目である。
下図は、P-91の図を転載させて頂いた。 著作権と言ってもかなり範囲が広いことが理解できる。
では著作権とはいったい何を指すのかを、今後明らかにしていきたい。
そして、著作物とは(自分の考えや感情を創作的に表現したもの)を、独占的に使える権利のことである。
アサヒカメラでの論評は、あくまでも写真含めた写真愛好家に向けた法律&マナー提起であるので、今後は歯科技工に関する発表論文に絞り“著作権”について解説したい。
とりわけ月刊商業誌等の発表について、むやみなトラブルを避ける為に著作権についての正しい理解を、今後は深めていきたいと考えている。